ヤマト運輸『人材が先、利益が後』

私たちの生活になくてはならないものとなった宅配便。
ヤマト運輸がなんと27年ぶりの値上げに踏み切る、と大きな話題になっています。

 

1.もう現場が限界

インターネット通販の急成長で荷物が急増、単価の安い通販が増えるほど人件費がかさみ、
採算が悪化する、という悪循環に陥っているようです。

 

無料の「再配達サービス」が長時間労働の温床になっているとのこと。

 

ヤマトさんに関しては、私も便利に利用させてもらっている一人ですが、
「便利なサービスを受けたら、それに対する正当な対価を支払う」
ということを、利用者としても考え直す必要があるなぁ、とつくづく思いました。
「サービスとは?」「利便性とは?」ということを考え直すよい機会になる気がします。

 

 

2.「人材が先、利益が後」に舵をきった!

「サービスが先、利益が後」という理念のもと、
様々な革新的なサービスを提供してきたヤマトさん。
しかし、「経営の一番の中心は人材。」と、
長尾社長は構造改革に取り組む姿勢を見せています。
 

まずは労働時間の管理方法を見直し、数百億円にものぼる可能性のある未払い残業代を支払うことにしたようです。
「正午~午後2時」の配達時間帯を廃止し、ドライバーが昼食休憩を取りやすくすることも検討しているようですね。
夜間の配達時間も見直しを検討しているようです。

 

合わせて大口法人顧客との料金体系の交渉、
1日に何度も荷物が届くことのないよう荷物の出し方の見直しなども求めるようです。

荷物の総量規制につながる方向へ舵をきったのは大きな決断だったと思います。

 

利用者に対しては、サービス後退とならないよう、宅配ロッカーの増設や、
LINEを使った配達予定の通知サービスなどのIT投資も加速させる予定のようです。

 

「人」を大切にして、利益を出す仕組みづくりに取り組むヤマトさん。
これ、当たり前のことようで、なかなか出来ないことかと思います。

株価もぐぐっと上がったようですよ。
ヤマトさん頑張れ!と応援したくなったのは私だけではないようです。

 

今後、荷主である通販業者等や、私も含めた消費者もどれだけ意識と行動を変えられるか、
も重要なポイントになってくると思います。
ヤマトさんの構造改革が、奏功するのを引き続き見守っていきたいと思います。