「信頼される人」ってどんな人?

多くの会社で下半期がスタートしました。

 

4月に入社した新入社員も、ようやく社会人としての基礎を身につけ、
会社のしくみや、かかわる社内外の人の顔と名前を覚え、
自分の担当や役割が与えられ、
いよいよ「成果に貢献すること」が求められる時期となりましたね。
 

この時期、当事務所では新入社員のフォローアップ研修のご依頼が多くなります。
 

フォローアップ研修では、
半年間の自己の「仕事の進め方」を振り返り、
現状の認識と、今後の課題を設定します。
 
 

1.「コミュニケーション能力」が大切って言うけれど・・・

 

一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)が、毎年発表している「新卒採用に関するアンケート」のなかで、
「選考にあたって重視した点」は、13年連続「コミュニケーション能力」が第1位となっています。(2016年度調査結果にて)
 

新入社員も、約半年間、上司や先輩について仕事を覚えていくなかで、
「コミュニケーションの大切さ」を実感した、という意見が研修でも多く聞かれます。
 

しかし、この「コミュニケーション能力」って非常に捉えにくいものですね。
「コミュニケーション能力」を磨いていくには、何を、どうすればいいのでしょうか?
人によって、立場や役割によって、世代によっても、捉え方はさまざまです。
 
 

新入社員にとっては、感じが良かったり、空気を読んだり、相手を気遣ったり、
職場において、良い人間関係を築くことが第一かもしれませんが、
 

これから一人立ちし、「仕事の成果」が求められる場面では、
もっと大切なことがあります。
 
 

2.その「コミュニケーション」、成立していますか?

 

当たり前すぎることですが、
「コミュニケーション」とは、双方向のものです。
 

  1. 自分の言いたいことが言えて、
  2. 相手の言っていることが理解できる
  3. そして、そのコミュニケーションによって、「成果につなげる」ことができる

ことが仕事におけるコミュニケーションでは大切です。

 
「話す」ことと「聞く」ことはセットになっています。
 

コミュニケーション能力を高める、というと、
どうしても「話す」ことに重点が置かれがちですが、
きちんと「聴く」こと、
つまり、2番目の「相手の言っていることが理解できる」ことが重要です。
受け手がきちんと受け取らない限り、コミュニケーションは一方通行で、成立しないからです。
 
 
また、相手が言っていることは分かっているつもりであっても、
仕事におけるコミュニケーションでは、
それを正しい「アクション」や「成果」につなげられなければ、
コミュニケーションがきちんと機能していたとは言えません。
 
成果につなげるためには、お互いの「目的」をよく確認すること、
そして自分が受け取ったことが正しいかどうか、相手に「確認すること」の努力を怠ってはいけません。

 

新人のフォローアップ研修においても、コミュニケーションをテーマにしますが、
 

いわゆる「話術」のトレーニングよりも、
「受け取り方」「聴き方」の重要性に気づいてもらえるようにします。

 
 

3.「信頼される人」ってどんな人?

 

新入社員に、理想の先輩を語ってもらったり、
自分の未来像を語ってもらいますが、
 
「信頼される人になりたい」「誰からも頼られるような人になりたい」という意見が非常に多く出されます。

 

「信頼される人」「信頼できる人」ってどんな人でしょうか?
 

専門知識が豊富だったり、
約束を守ったり、
仕事にミスがなかったり、
ということもあるかもしれませんが、

 
きちんと「聴いてくれる人」は確実に信頼されます。
 
たとえ新入社員でまだ十分な専門知識がなくても、
自分が伝えたかったことを「きちんと受け取って」もらえたり、
仕事の「目的」を「確認」してくれたり、
分からない時は「質問」してくれると、
 
相手は安心して前に進むことができます。

 
 
まずは「しっかりと聴く」ことから始めてみませんか?