助成金は活用してナンボです

平成30年度の助成金情報が厚生労働省のHPにアップされつつあります。

→ 平成30年度 雇用関係助成金全体のパンフレット(簡易版)はこちら

 

 

今年度の助成金の特徴としては、

非正規労働者の処遇改善・雇用の安定、
職場環境改善、生産性向上、
社員の能力開発、離職率の低下、
育児や介護との両立支援、

において、「成果」が求められるということです。

 

1.「キャリアアップ助成金」もキャリアアップの成果が必要

有期契約労働者等(契約社員・パート・派遣社員等)のキャリアアップに取り組んだ場合に受給できる助成金です。

 

例えば6か月以上勤務の有期契約労働者等を「正社員」に転換した場合等に受給できるのですが、

平成30年度から次の要件が追加され、受給のハードルが上がってしまいました。

① 転換前6か月と転換後6か月において、5%以上の賃金総支給額アップが必要。

② 有期契約労働者から正社員に転換する場合には、有期契約労働者である期間は3年未満であること。

 

単に「正社員」という肩書を与えるだけではダメで、

きちんと「キャリアアップ」=「お給料もアップ」しなきゃ意味がない、ということですね。

 

それに、無期転換対応で仕方なく正社員登用するのではなくて、

早めにキャリアアップさせましょう、ということです。

 

2.「人材確保等支援助成金」も目標達成が必須

「人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)」は、

①評価処遇制度・②研修制度・③メンター制度・④健康づくり制度 を新たに導入し、

雇用管理の改善を行い、離職率の低下に取り組んだ会社に支給される助成金ですが、

 

平成30年度からは「制度導入助成」が廃止されてしまいました。

制度を導入し、取り組みの結果、一年後に「離職率の低下目標を達成」したら受給できる、というように、

ハードルが上がってしまいました。

 

3.ハードルは高いが挑戦する価値はある

「助成金をもらうため」に頑張るのは、「労多くして益少なし」だと思いますが、

  • 今いる人材のレベルアップ、活用に真剣に取り組みたい
  • 生産性を向上させて、働く環境の改善と、企業の利益率アップに取り組みたい
  • 多様な人材を有効に活用し、人手不足、採用難を乗り越えたい

と真剣にお考えの事業主さんにとって、活用すべき助成金がそろっていると思います。

 

助成金を受給するためのハードルは高く、かつ細かいですけど、

一つ一つ乗り越えることによって、

これからの時代に「生き残れる企業」「選ばれる企業」になると思います。

ブラック企業は市場からも淘汰される時代です。

 

助成金を活用して、真に「強い企業」を目指していきませんか?